学習塾の種類:個別塾
個別塾とは、一つひとつの学習机がブースで区切られていたり、各生徒が仕切られた空間で課題や受験勉強に取り組む形式を取っている、家庭教師に近い塾のことです。塾が前もって用意した問題集やプリントなどを解き、わからない問題があればその都度講師に質問をするという授業方法となっています。用意しているコースは主に、講師1人に対して生徒が1人という1対1(マンツーマン)コースと、講師1人に対して生徒2~3人くらいの1対2~3人(多数)のコースという2種類があり、1対2~3人に比べて1対1料金は若干割高となっています。進学塾と比較すると、生徒一人ひとりの段階に合わせて指導が出来るというのが大きな特徴でありメリットです。このページでは学習塾の種類の一つ、個別塾の特徴としてメリットとデメリットについてご紹介します。個別塾のメリット
個別塾のメリットとは、まず問題でわからない所があれば理解できるまで教えてもらえるという点が一番のメリットでしょう。個別塾は進学塾と比べて生徒相手に一斉に授業をするわけではないので、生徒一人ひとりのレベルに合わせた指導が可能となっています。ブースによって生徒同士が区切られている個別塾も多いので、生徒にとっては周囲の生徒を気にすることなく講師に質問がしやすい環境で勉強する事が出来るでしょう。個別塾のデメリット
個別塾のデメリットとは、1対1(マンツーマン)で教える場合と1対2~3の場合がある個別塾で、仮に講師一人に対して 生徒が二人の1対2の個別塾だとして、週に1回90分指導を受けていても生徒が同じ教室に2人いれば、一人頭授業を受けることができる時間は 単純計算として半分の45分。生徒の数が3人になればさらに時間は分割されて一人あたり授業時間は30分という計算になってしまいます。 塾のほとんどはその形式故に、積極的に質問する子が講師を独占することになるので、自分から質問することができない生徒は1対1で教えてもらえる時間がほとんどない場合があります。このような自発的に質問して疑問を解決するという基本的な流れに乗れない生徒は、個別塾に自主学習をしに行っているようなもの。塾に行く前にあらかじめ問題を解いておかずに授業を受けにいっている生徒についても、結局のところ塾で質問する時間よりも問題をを解いている時間の方が長くなるので、こちらもまた自主学習をしにいっているようなものでしょう。これは1対多数のコースに限らず、1対1の個別塾にぴても同じことが言えます。個別塾の費用は割高な所が多いので、前もってわからない問題を用意して授業を受けないと時間と 費用がもったいない状況と言えます。また、個別塾は大学生を雇って講師にしている場合も多く、講師が週によって頻繁に入れ替わる塾もあるようなので、受験勉強をするにしても、この場合教え方が講師によって異なる場合があるので注意が必要ですCopyright (C) 2008 学習塾ナビ. All Rights Reserved.